本記事は、2020年6月に掲載されたEngineer Blog(Medium)からの転載です。
みなさん、こんにちは。蔵谷です。昨日から関東でも梅雨に入りましたね。自転車通勤の天敵です・・・。
昨日はDroidKaigiのオンラインイベントが行われていたので、どんなことが発表されたか簡単にまとめたいと思います。
Android Studio 4.0
● Layout Inspector & Validation
結構動作が重いのですが、レイアウトが以下のように3D表示されます。この機能を使うと、どのレイヤにどのコンポーネントが配置されているか一発でわかるようになります。
● Motion Layout Editor
今までアニメーションを作る時はxmlで作っていたと思うのですが、GUI上でモーションを作ることが可能になります。
● Build Analyzer
ビルドする時にどこに時間がかかっているかがわかるツールです。以下は作りたてのアプリなので表示される情報は少ないのですが、このような表示になります。遅い箇所はワーニングアイコンが表示されて教えてくれます。
● Java 8 library desugaring
minSdkVersionの値に依存せずにJava8言語APIが一部使えるようになりました。java.timeがAPI Lebel21でもエラーにならなくなっています。
● Kotlin Android live templates
どういう機能かというと、例えば、toastとタイプしてTabキーを押すと素早くToastを追加できるようになります。kotlinではこの機能使えなかったんですよね。個人的にすごい嬉しいです。
Android 11
β版がようやく公開されたようです。
● Bubbles
Facebookメッセンジャー知っている人はわかると思うのですが、メッセージが届くと画面の隅にアイコンが表示されるあの機能です。進行中の通信やチャット等に使われる想定しているそうですが、広告の通知にたくさん使われるんだろうな・・・。
イベント内ではデバッグメニューをバブル通知に入れると良いかもということで結構盛り上がっていました。
● One-time permissions
開発者泣かせのワンタイムパーミッション・・・。一回だけカメラ使わせたり、位置情報取らせたりできます。Activityが動いている間だけ有効らしいです。裏に回ると、約45秒後に使えなくなります。
https://developer.android.com/preview/privacy/permissions#one-time
● App Compatibility Changes
アプリの互換性をテストするための機能です。アプリ毎・機能毎にON・OFF変更できます。adbコマンド経由でも変更できるらしい。
● ApplicationExitInfo
アプリのクラッシュやANR等のログをアプリ内に保存するための機能です。ANRのログをPlayConsoleまで探しに行かなくても良くなるので、デバック作業が捗りそうですね。
最後に
昨日のイベントの動画は以下に上がっているみたいなので、詳しく知りたい方は動画もチェックしてください。
【商品名】はGoogleLLCの商標です。
この記事を書いたのは
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エンジニア。最近はGoとKotlinを使うことが多いです。 趣味はロードバイクで、たまに100km以上を1日で走ります。
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