技術
2023.04.21
Mario
Google Cloud Digital Native Leader’s Meetup に参加しました
Google Cloud Digital Native Leader’s Meetup に参加しましたチーフデータサイエンティストの Mario です!
2023年3月24日(金)、Google Cloud Japan 様より Digital Native Leader’s Meetup にご招待頂き、参加してきましたのでレポートします。とてもありがたいことに Lightning Talk のスピーカーとして登壇させて頂きましたので、その内容についても触れていきます。
日本のデータ活用のリーダー達が渋谷ストリームに集結。ビッグデータ界隈で誰しもが知っている錚々たる企業の皆様に囲まれ、終始わくわくドキドキしてました。
Leader’s Meetupって?
このイベントは、各業界でデータ活用を推進するデジタルネイティブなリーダーたちが集まり、これからのデータ戦略や、開発・運用などにおける悩みをぶつけ合い、互いの知識と経験を共有し合うことで、相互成長が期待できるオフラインの語り場です。
今回は2回目の開催で、データ分析・活用とその基盤に関することがテーマだったため、主にアナリスト、データエンジニアの方々の参加が多かったようです。
会の流れとしては、
1.Google Cloud アップデート情報
2.Customer Lightning Talk
3.アンカンファレンス
4.ネットワーキング
と、コンパクトながらも濃密な内容でした。
フード&ドリンクもご提供頂きました。美味しいお寿司にたこ焼き、クラフトビールにこだわりの日本酒、そしてヴィーガン配慮まで(さすが!)
アツい!Google Cloud の最新情報
イベントの冒頭で、Google Cloud の最新情報が発表されました。先行開示情報もあるのでここでの記載は控えますが、今回のテーマが分析ソリューションだけあって、BigQuery のアップデートに関する情報が中心でした。
BigQuery 単体としての機能性はもちろんですが、Google Cloud 全体でのプロダクト同士の親和性もかなり強化されてきていて、ますますビッグデータの活用においては欠かせないプラットフォームだなと改めて興奮を覚えます。
また昨今、組織内でのマルチクラウド化や自他組織間でのデータ連携活用が目を見張る勢いで広がっていますが、一方でデータのサイロ化が一つの問題として挙げられます。BigQuery x Analytics Hub x Dataplex を利用することで、シームレスかつセキュアな基盤を構築することができるという紹介もありました。
unerry においても、クライアントやパートナーが保有するデータと、弊社の行動情報を掛け合わせて新たなソリューションを多数開発しており、その連携性とデータガバナンスを改善していく上で重要なトピックでした。
登壇しました!Customer Lightning Talk
お次は、お待ちかね?、Lightning Talk。
unerry 含む、Google Cloud Customer 2 社と、Google Cloud の 3 本立てでした。
私、この日のためにネタを作ってきました。
題して【行動情報 x BigQuery x 大規模言語モデルで叶えるパーソナルコンシェルジュ】。
やはり話題の LLM。とても好評を頂きまして、そのあとの懇親会でも活用方法についての議論が絶えないほど、皆さんの関心も高かったです。発表内容の詳細は ↓↓こちらの記事↓↓ にまとめていますので、是非ご一読ください。
ちなみに、LT登壇の記念としてパーカーを頂きました!今の春の気温にぴったりなので、プライベートでも愛用しています。
白熱のアンカンファレンス
Lightning Talk が終わると、今度はユーザー同士で語り合うアンカンファレンスです。
参加者はいくつかチームに分かれ、その中でも
Discovery : 課題発見のきっかけにしたい人
に分かれて、機能の使い方から、基盤の構築方法やルール、チーム体制といったレイヤーの高いトピックまで、様々な悩みを打ち明けては別の方が解決策を提案するという流れで進みました。
他の人の悩みを聞いてみると、あぁその悩みは考えたらウチにもあるな、と意外と気づきがあります。
私がいたチームでは以下のような悩みが挙げられていました。
・数千カラムにも及ぶJSONデータを効率よくインポートしたい。
・BigQuery を全社的に活用していくために、特にデータサイズへの感覚がない人に対してのコストコントロールをどうしたらいいか。
・Google Cloud Project の作成ポリシーで悩む。
個人的に面白かったのは、プロジェクト作成ポリシーの話題から派生して、「命名ルール決めが一番頭使う問題」という共通認識が皆さんにあって、エンジニアあるあるだなと実感しました。
ある方は、データレイク・データウェアハウスレイヤーまではデータエンジニア&サイエンティストが決め、プロダクト寄りのデータマートでは分析チームが徹底して命名ルールを最初に決めたとお話頂いてました。
夜は長いよ
カジュアルな雰囲気もありつつ、参加者皆さんのレベルが高いため非常に議論が発熱し、最後の最後まで話しながら会場に残っている方が多くいらっしゃいました。
また、会の終了後も二次会、三次会と懇親会が続きましたが、ずっと皆さん仕事の悩みや未来を楽しそうに語られていたのが印象的でした。
Google Cloud のカスタマーサクセスの方々がとても親切かつ知識に富んでいることに加え、参加者の皆様も年齢も知識・経験量もバラバラなのに尊敬し合う雰囲気があり、会の内容もさることながらコミュニティとしても、とても素晴らしかったです。
改めてこの素晴らしい会を企画・開催し、またコミュニティをつなげてくださった Google Cloud の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
今後もこの会はテーマを変えながら開催されていくようですので、この記事を読んでくださった皆様も参加されてみてはいかがでしょうか?私も機会があれば参加していきますので、皆様とお話しできる時を楽しみにしています。
最後に、お土産で頂いたマグカップを載せておきます。保温・保冷ができる優れもので、やはりお土産まで一味違います。
この記事を書いたのは
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株式会社unerry Chief Data Scientist。CUDAエンジニア、海洋プラントの機械設計エンジニア、経営戦略アナリストを経て、2017年に unerry へジョイン。趣味はコーヒー焙煎と料理創作と筋トレ。近頃は二人の子供の世話で追われる日々を過ごす。ガジェッター。
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