本記事は、2020年5月に掲載されたEngineer Blog(Medium)からの転載です。
みなさん、こんにちは。GWはロードバイクで新潟まで行きたかった蔵谷です。(もちろん中止しました。。。)
今回からWordPressからMediumへ移行しました!
最近BeaconBankに導入すべくAnthosについて勉強しています。Anthosでググるとマルチクラウドの記事がいっぱい出てきますが、他にも便利な機能がたくさんあります。今日は他の便利な機能について書いていきます。
Ingress for Anthos
マルチクラスタ・マルチリージョン間のHTTP(S)ロードバランシングするためのサービスです。これを使うことについて、以下のメリットがあります。
- マルチリージョンにクラスタを作ることによって、より近いサーバーにアクセスできるので、レイテンシが低くすることが可能になる。
- リージョン障害等でクラスタが落ちた場合、他のリージョンのクラスタでサービス続行できる。
- クラスタ再構築のような大規模なメンテナンスがしやすくなる。
逆にデメリットとしては、
- アクセスが分散されることを見越したリソース調整をしておかないと、コストが高くなってしまう。
- 新しいサービスなので、ドキュメントが少なめ。
あと、KubernetesにはMulti Cluster Ingressというものが用意されているのですが、以下のような違いがあります。
- Anthos for Ingress ・・・CRD形式。GCPのマネージドサービス。現状はGKEのみ設定できる。
- Multi Cluster Ingress・・・CLI形式(別途kubemciをインストール)。サポートなし。
GKE使っていて、マルチクラスタで運用したい場合はAnthos for Ingressがおすすめです。
構成図
以下は登場人物の説明です。
- MultiClusterIngress(mci)・・・静的IPとどのMutiClusterServiceを紐付けるかを書きます。必要に応じてSSL証明書の設定も書きます。
- MultiClusterService(mcs)・・・MutiClusterServiceとどのアプリケーションを紐付けるかを書きます。
注意点としては、同じ名前空間をクラスタに作成しないと駄目な点です。(MultiClusterIngressとMultiClusterServiceとServiceのmetadata.namespaceを揃える。)
構築手順
構築手順については、公式ドキュメントが詳しいので、そちらを見てください。
【Anthos、GoogleCloudPlatform】はGoogleLLCの商標です。
この記事を書いたのは
-
kuraya 記事一覧
エンジニア。最近はGoとKotlinを使うことが多いです。 趣味はロードバイクで、たまに100km以上を1日で走ります。
ABOUT
「うねりの泉」は、「リアル行動データ」活用のTipsやお役立ち情報、そして会社の文化や「ひと」についてなど、unerryの"とっておき"をご紹介するメディアです。