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2022.11.07
トモヤ
長期インターンのすゝめ 新たなデータサイエンティスト見習いの挑戦 / unerryインターンレポートvol.3
unerryで8月から長期インターンとして働いてる大学2年生のトモヤです。
さて、「就職白書2020」によると、インターンに参加した20卒の就活生のなかで3ヶ月以上の長期インターンの参加率は2.9%(※)だそうです。
※就職みらい研究所.“就職白書 2020”.https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/hakusyo2020_01-48_up-1.pdf
この数字を見てどう思いましたか?
僕は、想像よりはるかに少ないと感じました。しかし、周囲の学生に聞けば、たしかに長期インターンに壁を感じる人が多く、実は僕もまた、その一人でした。
この記事では、そんな僕がなぜunerryの長期インターンに参加することになったのか、そして実際に働く中で感じたことをまとめました。
不安を抱く大学生諸君にとって、長期インターンが少しでも身近になればと思います。
長期インターン参加を決めた、運命の記事
ルールの多かった高校生までと違い、大学生活は自由度が高く、自分の意志一つでいろいろなことに挑戦できる環境です。
限られた4年間。
「後悔のないように、今しかできないことをやりたい!」と思い、大学1年生の頃から貴重な経験ができるインターンに興味を持っていました。しかし、自分のスキルに自信が持てず、たとえインターンでも社会に出て働くことがとてもハードル高いものに感じ、なかなか足を踏み込めずにいました。まして長期なんてと…。
それでも、同級生たちはどんなインターンに参加しているのか気になり、1日中募集内容を調べたり、体験談などを読み漁ったりして過ごしていました。すると、意外に未経験の領域で活躍しているインターンが多いことに気がつきました。彼らの経験を、心から羨ましいと思うとともに、「自分も参加できるのでは?」という自信が湧いてきました。
そんな中、unerryの長期インターンで働いているYukiくんの記事に出会います。
自分と同じくデータサイエンティストを目指して大学1年生から長期インターンを始め、スキルアップしている姿を知り、同い年の僕も「負けていられない」と火が付きました。
月間300億件超の大規模データ、素晴らしい技術を持った社員の方々、そして同じ方向を向いて頑張るインターン生と一緒に働きたい。そして、データサイエンティストとして、技術で社会を良い方向に変える未来の自分を想像しました。
長期インターンに対する不安はいつの間にか吹き飛び、気づけばunerryのHPから直接応募していました。
「終わりよければ全てよし」ではない SQL
unerryのインターンで最初に行ったのは、 SQL というデータベース言語を用いて、大量のデータを抽出し、抽出したデータをBIツールの Tableau を用いて可視化していく作業です。
SQL や Tableau は、名前を聞いたことがあるぐらいで、操作方法はさっぱりの状態でした。データサイエンティストの仕事に興味を持ち、大学でもビッグデータや機械学習を学んでいるものの、本格的に作業した経験はほとんどなく、本当に自分がついていけるのか、迷惑をかけてしまうのではないかと内心ビクビクでした。
しかし、不安で立ち止まっている暇などありませんでした。
独学や大学の授業では、コードが正しく自分の思ったように実行されれば、それでいいと思っていました。しかし実際のインターンの場では自分の書いたコードを周りの人たちがレビューしたり、共同で開発したりする機会があります。そのためにも、わかりやすく書き、なるべく効率よく実行できるようにするなど、結果だけでなく必ず過程の技量が問われます。
何をしてもわからないことだらけ。Qiita(エンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービス)を用いて調べれば、大抵のことは解決します。しかし、どうやっても迷う時にはunerryのデータサイエンティスト、Marioさんにフォローいただきながら、なんとか前に進めていきました。
できることは、爽快だ。
unerryのインターンでは、効率よく実行するため、並列処理という高速化手段の一種を学びました。同じ結果を得るのにも、これまで実行終了まで2日以上かかっていたものが並列処理を行うことによって約6時間に。数倍も処理時間を減らすことができました。
今は、アプリのプッシュ配信最適化のためにビッグデータを SQL を用いて加工し Tableau で視覚化する作業を行い、ダッシュボードを作成しているところです。特に SQL でデータを加工する際は、エラーばかり出て対処するのにとても大変ですが、最終的に自分の想定していた結果が返ってきた時は爽快で、とても嬉しいです。
一つ一つ技を身につけていくことで、今もこうしてインターンを続けることができています。
次の目標は SQL 、 Tableau 、 Python をマスターし、周りの助けなしでアルゴリズム開発できるようになること。そして早くスキルを身につけて、データサイエンティストとして一人前になれるよう、精進していきたいと思っています!!
長期インターンのすゝめ
大学では、「今のスキルでは到底インターンに参加できるほどではない」といった言葉をよく耳にします。
大丈夫です。
挑戦したいという強い気持ちがあるならば、僕は貴重すぎる経験を得られるインターンを強くオススメします。特に長期インターンでは、より難しく、複雑な課題に挑戦することができ、学べる量は膨大です。チームワークの楽しさも、濃いめに感じることができると思います。
正直、インターン当初は「なんとかついていければ…」と受け身なところもありました。でも、4ヶ月目を迎えようとする今は、できることが増えて、自ら新しいことにチャレンジする面白さを知っています。
YukiくんやMarioさんとは、毎週ミーティングをしています。今どんな仕事をしているのか、どんな課題があるのかを共有し合い、チームの一体感を持って仕事に臨めています。また、unerryの様々な部署の方と協力して仕事をすることも楽しくて、充実した毎日を過ごしています。
「もっと早くインターンに参加するべきだった」
インターン参加のきっかけをくれたYukiくんとは、今は同じインターン生としてお互い鼓舞しあえる仲間になりました。今度は僕の発信が、長期インターンに挑戦したい人を後押しし、新たな仲間づくりにも繋がったらとても嬉しいと思います。
長期インターンは、期間が長いほど高いところを目指せます。数ヶ月前の自分には想像もつかなかったことですが、「早く決断できたら、できることはもっと増えていたかもしれない」と後悔することすらあります。
一足先に社会に出てみるのは刺激的です。ぜひ一緒にたくさんの経験をしましょう!
先輩データサイエンティストから一言!
Mario
unerryでデータサイエンティスト(以下、DS)をしておりますMarioです。
Yukiさんに続いて、2人目のDS志望のインターン生が参加してくれました。それも、Yukiさんのブログ記事を読んで直接会社HPから問い合わせたという、熱意と行動力に溢れた学生さんです。Yukiさんもトモヤさんも、本当に感謝しかありません。
DSという職業はここ数年で日本でも一気に知名度を上げていますが、分野や職域は企業によって様々です。当社のDSは「データを価値化」させることをミッションとしています。ビッグデータを扱うエンジニアリング力、分析・予測アルゴリズムを開発するサイエンス力、そこから世の中の課題解決に繋げていくビジネス発想力、すべてを鍛えながら力を発揮して頂いています。まるで、お客さんの好みに合わせながら「食材」を「料理」に変えていく、「料理人」のような役割です。
DSに求められることとして、データに基づいたロジカル判断をする「左脳的思考」は当然ですが、データの裏側にある現場や顧客の事情に興味を持っていくことや、時には「盛り付け(可視化)」や「口上(説明)」といった料理人にも通じる「右脳的センス」を磨くことも重要です。(実はDSに限った話じゃないのですが)
是非、インターンとして参加して頂けるからには、データサイエンスの知識や経験が足りなくとも、身の回りの様々なことに興味を持ち、「右脳的センス」を磨いていってもらえると嬉しいです。
例えば、「スーパーで共通する商品の棚配置は何か、店によって違うものは何か」とか、「同じカフェでも、一人で行くときと、友達・恋人と行くカフェが違うとしたら何を基準に判断しているか(チェーンのブランディング)」など、普段気にしないようなことに興味を持ってもらえると、ビジネスの仕組みを少しずつ理解できるのではないでしょうか。
インターンは現在も募集中!!
ご興味いただけた方はぜひインターン募集ページよりご応募ください!(うねりの泉編集部)
この記事を書いたのは
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トモヤ 記事一覧
unerryでインターン中の千葉工業大学 先進工学部に在学中の3年生。データサイエンティストになるために、色々と勉強中。趣味はバスケ、旅行(海外行ってみたい)、ドラマを見ることです。今の目標はたくさん食べて、身長を伸ばすことです。
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