まず、超重要事項の告知があります。いますぐ登録すべきイベントです。なんと、
今月行われる Google Cloud Next Tokyo ’23に、弊社unerryから2名の精鋭が登壇します。
11/15(水) 3:40 PM – 4:00 PM
スタートアップにおける生成 AI 本番活用事例 (unerry, Beatrust)
弊社の誇るデータサイエンティストで、かつBigQuery限界オタクである岡安が、BigQueryを使った分析自動化の事例を紹介します。
11/15(水) 1:55 PM – 2:15 PM
CARTO ✕ BigQuery による人流・位置情報データ活用最前線!
入社以来5年間汗と涙にもまれながら一緒に戦ってきたプロダクトマネージャーの山口が、空間データの分析・可視化ツールCARTOの取り込み事例を紹介します。
このGoogle Cloud Next Tokyo ’23は東京ビックサイトで行われます。そう、オフラインイベントです。プラス、ストリーミングでの配信もあるようです。全部かどうかはわかりませんが。
セッションのラインナップを眺めると、生成AIのセッションが多く含まれており、また企業による活用事例も多く含まれており、5月のPaLMの発表以降、Google が本気をだして日本の企業ユーザーを囲い込みに来てるのだとわかります。とりま、ここにいけば最前線の情報が入手できることは100%間違いないです。ぜひお申し込みください。そのとき以下の招待コードをお使いいただけますと幸いです。
登録はこちらから:https://goo.gle/43AgAL1
招待コード:FY23nx_P067
さて、本題に入ります。
第一回のブログ執筆 から、だいぶ間が空いてしまった事をお詫びします 。来週またお会いしましょうと書いたあとPaLMをサボって他のLLMに浮気 & 武者修行をしてました。すいません。8月は本命のPaLM を一旦おいてChatGPTに浮気しながら、プライベートでハッカソンやLTに登壇して、武者修行してました。9月は我にかえり、本命のPaLMにもどりました。
これをこよなく愛する雑誌「CLASSY.」の着回しDiary風に書いてみます。(え?)
(1) 8/10、Microsoftのハッカソン に参加して、Azure Open AIで有価証券報告書をEmbeddingしてVector Searchするコードを書く。Microsoft MVP の @BEACH_SIDE さんにいろいろ教わった。神!
(2) 8/29、 ChatGPTのユーザーコミュニティに参加して、本家OpenAIで有価証券報告書をembeddingした知見をLT。懇親会でたくさんの人に出会えた。ビジネスでも繋がれるといいな❤️
(3) 8/31、ChatGPT × kintone × LINEの使い方ハンズオンに参加して、10分くらいでノーコードでLINE Botが作れた。makeの存在を知る。なにこれ超便利なんですけど!😍
(4) 9月になった。仕事の忙しさが限界突破する。夜になるとHuggingFaceの海をさまよう。語尾をかえたボットをファインチューニングで作るなどするナリ。
(5) ChatGPTで出来ることはだいたいPaLMでもできるナリ。Googleは凄すぎてなんでも持っているが、サービスとして切り出すとき「はいはいGoogleならできて当然でしょ」とありがたみがないから、わざとChatGPTの機能追加の後に同じ切り口で出してるんじゃないかとすら思いはじめるナリ。そんな根も葉もない事を考えている間にも 内部でPaLMをつかう「Vertex AI」や「Duet AI」のサービスやプレビューがガンガンに始まっていた。ナリ。
(6) 9/11、LINE Messaging APIからPaLMの日本語版を呼び出せないか試す。現実逃避の夜中のコーディング、楽しい。試行錯誤中にうまくいかないとXで呟いたら、通りすがりのGoogleの中の人に助けてもらっちゃいました🤩
(7) うまく動いたのでぶち上がり、すかさず翌日9/12のLINE デベロッパーコミュニティのイベントに申し込む。だが急すぎてMTGびっしりで移動時間が捻出できず、会場の渋谷まで3駅のところに住んでるにも関わらずオンライン参加。ChatGPTと連動したLINE Botはすでに有志の方々がたくさん作っているので、今から同じようなものを作っても目立たないと思い、目立ちたい一心で「PaLMの安さ」を強調したところ、「PaLMってそんなに安いのか!」と、そちらの知名度を上げることに成功😀 なお、LINE Developer Communityの運営の方々が作ってくださった動画はこちらから見れます!感謝!
(8) 9/15、Digital Native Leader’s Meetup という、Google Cloudさんがパートナー企業向けに開催しているアンカンファレンス イベントにご招待いただき、すでに生成AIを業務に一部やプロダクトに取り込んでいる企業のキレッキレのエンジニア/データサイエンティストとディスカッションする。ChatGPTをはじめとしたLLMの商用利用に際しては、技術的な難易度はそれほど大きくないものの、ハルシネーション問題、RAGとファインチューニングどっちにする問題があり、生成AIの進歩が速すぎて心が折れる件などについても語り合い、こんなスーパーサイヤ人みたいな方々でも悩む事ってあるんだなぁ、と人生に開眼する。
(9) 9/23、 Google Cloudのユーザーコミュニティ「Jagu’e’r」で、生成 AIを用いたハッカソンに運営として参加。開発時間は実質5時間だけという短時間にかかわらずゴリゴリの作品が生み出される。生成AIを使うと開発時間もだいぶ短縮されるんだなぁ。こんなに爆発的に必殺技ばかりを繰り出す天才もいるのか、と人生に開眼する(当月2回目)
出典元: Jagu’e’r 生成AI ハッカソンより
さて、この間にアウトプットした主な資料は以下となります。
a. Azure OpenAIと本家OpenAIを使って有価証券報告書をベクター検索してみたhttps://docs.google.com/presentation/d/1KY0rdKUikERRrwbpiU_ncFp_uBnsj8t1Zt5xu8uFgIM/edit?usp=sharing
b. 安いと噂のGoogle 製LLM “PaLM”をLINE Botから使ってAIチャットを実装してみた
https://docs.google.com/presentation/d/1mKtLcg3pQPEgVvVkEPnCUeryy2ZdcVyXqd67FUErG7I/edit#slide=id.p
c. LangChainを使ってChatGPTに有価証券報告書を読み解いてもらうコード(Google Colab)
https://github.com/sitopp/YUFO/blob/main/yuho_ChatGPT_with_LangChain.ipynb
d. LINE BotにPaLMを組み込んでAIチャットボットを作るコード
https://github.com/sitopp/linebot-with-palm
気づけばもう秋。
それでようやく我に返り、このブログのことを思い出しました。
ついでにこのブログもタイトル変更しました。
1回目「PaLM2を触ってみた」
↓
2回目「推しLLMは “PaLM”です 」😤
タイトルをこうすることで、自分のスタンスを明確にしようと思います。言うならば戦国時代の武将が背負っている旗印のようなものです。実際いまはAI戦国時代だと思いますのでちょうど良いかと思います。
ブログの間隔は空いてしまうと思うので、生存確認が必要な方は私のXのアカウントをフォローしていただけたらと思います。アーセナルの試合結果を叫んでいる時もありますが適当にスルーしてください。
今回はここまでとします。
どうもありがとうございました。
この記事を書いたのは
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SAYAKA ITO 記事一覧
株式会社unerry CTO。1999年9月にITベンチャーに入社。50以上のモバイルWebサイトの開発をへて2011年から流行りのソシャゲの開発へ。趣味はAlexaスキルの開発とイングランドのアーセナルの試合観戦。技術書典では温泉BBAというユニットで技術同人誌を発行し、近頃はラノベも書いている。2018年unerry入社。
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