※本記事はwantedly掲載コンテンツの転載です
さて秋です。「天高く馬肥ゆ」とも申しますが、食欲のストッパーが行方不明です。
こんにちは。unerry(うねりー) 採用広報チームです。
今回は、unerry技術部でサーバーサイドとIoT端末の開発を手掛ける蔵谷 博康(くらや ひろやす) にインタビューしました。
蔵谷は、2022年8月から静岡県に移住。その上で、1ヶ月のうち1週間を東京で過ごす二拠点生活を送っています。地方ライフの本当のところやunerryでの仕事の楽しみ方について聞きました。
蔵谷 博康
2007年にプログラマーとして、SES企業に入社。さまざまな会社で修行しスキルを高めた。その後、日本Androidの会の知り合いの方にunerryを紹介してもらい、2017年に入社。Androidエンジニアとして入社したが、インフラ・IoT関連の仕事が増えて現在はこちらがメインになりつつある。趣味はロードバイクやslackに飯テロ画像をアップすること。
サーバーサイドとIoT端末の開発 1万rpsと格闘の日々
ーー蔵谷さんのお仕事内容を教えてください!
主に、サーバーサイドの開発・運用を担当しています。
unerryの「Beacon Bank」サーバーは1万rpsを超える規模となってきました。連携アプリが増え、アクセス数が急増しているので、レスポンスが遅くならないようアーキテクチャ設計やロジック最適化などを行なっています。長期的にも高負荷に耐えられるベストな構築を目指して、日々トライ&エラーです。
その他には、IoT端末の独自開発も行なっています。今後は、こちらにも一層力を入れていくことになりそうです。
※rpsとは:Request Per Second。ここでは、「1秒間に処理を行うHTTPリクエストの数」を意味する。1万rpsといえば、一般的なソシャゲと同じレベル。
静岡&東京の二拠点生活 地方移住は「アリ」な選択肢
ーー蔵谷さんは、最近静岡へお引越しされてますよね?新生活について教えてください。
静岡県三島の近くに移住しました。静かな住宅街で、仕事には良い環境です。でも、外食できる場所は少ないので、自炊生活になりました 笑。
オフィスでのコミュニケーションも重要なので、フルリモートではなくて、1ヶ月のうち1週間は東京でホテル生活をしています。ホテルのサブスクサービスを利用して、全体の家賃は移住前と比べてプラマイゼロくらいですね。
実際に仕事してみて、地方移住は「アリ」な選択肢だと思います。最近は、政府が地方移住の支援金を出しているので、制度をうまく活用すると良いと思います。
ーー休日も楽しそうです!
近くにはツーリングスポットもあり、趣味のロードバイクを楽しんでいます。風を切って走るのが、気持ち良いです。ただ、静岡は車社会なので、そろそろバイクの免許も取りたいなと思っています。
「東京じゃなくてもいい」短期ワーケーションで確かめた
ーーそれにしても、地方移住といえば一大決心。何がきっかけで決めたのでしょうか?
20代の頃に半年間、静岡で働いていたことがあります。その時の「静岡、暮らしやすくていいなあ」という印象がずっと残っていました。そして最近、沖縄でのワーケーションを試してみたら、東京から離れたところで仕事するのが居心地良くて。自分の肌に合っているなと思いました。
三島は新幹線の始発駅。自由席でも座れますし、1時間で東京に行けます。都内で通勤してもそれくらいの時間はかかることはあるので、「あれ、東京じゃなくてもいいんじゃないか?」と思い、今回ついに移住を決めました。
ーー三島にお知り合いはいたのでしょうか?ほんとは寂しかったりするのでは?
元々の知り合いはいないので、寂しくないと言えば嘘になるかも…。でも、三島は東京からの移住者が多い場所だそうです。「みしま未来研究所」というコワーキングスペースに集まっているという噂があるので、今度顔を出してみようかなと思っています!
「うねる」4年を振り返っても、今が一番勝負時
ーーところで蔵谷さんは2018年の入社。unerryのメンバーとしてはかなり「古株」ですよね。この4年間の変化はやはり、凄まじかったですか?
入社当時は、まだまだデータ量が少なかったので、サーバーもコンパクトなもので問題ありませんでした。でも、想像以上にアクセス数が増えていって、巨大なシステム構成にしないと耐えられなくなった。
私自身、unerry入社前まではAndroid中心の開発経験が主で、サーバーサイドは得意分野ではなかったのですが、「自分しかやる人がいない」という状況の中で、なんとか力をつけて乗り切るしかなかったですね 笑。
しかし、昔のことのように話しましたが、実は今が一番インパクトある状況です。大型アプリとの連携で倍々でデータ量が増え、処理を全体的に見直す必要が出てきたのもここ一年のこと。サービスの成長に伴い、サーバーサイドとしては現在進行形で試行錯誤を重ねています。
Googleのユーザーコミュニティも活用しスキルアップ
ーースキルはどのように伸ばしているんでしょうか?
最新情報を素早くキャッチすることが重要で、私は Google Cloud のイベントを活用しています。「Jagu’e’r(ジャガー)」という名前のユーザー会では、たまに登壇もして情報共有させてもらっています。
ーー蔵谷さんといえば、Google さん主催イベントにも登壇されてますよね。
ありがたい限りです。
▼蔵谷も登壇した「Google Cloud Born Digital Summit」▼
https://cloudonair.withgoogle.com/events/born-digital-summit-22?talk=session02
Google さんの存在はとても大きいです。今は技術定例MTGも設けさせていただいていて、困ったことをすぐに伺えるので開発速度が上がっています。
最新技術とR&D 挑戦のカルチャーが根付く技術部
ーーunerryでのエンジニア仕事、どんなところを楽しんでいますか?
苦労はありますが、最新技術を積極的に取り入れるカルチャーが根付いているのは楽しいところです。膨大なデータを「さてさて、どう料理しようかな」といつもワクワクしています。
また、unerryではR&Dの時間が確保されています。私が開発に取り組んでいるIoT端末はver.3まで進化し、今ではunerryが提供する「混雑可視化」に欠かせないものとなりました。こちらも、R&Dの時間を使ってスタートしたものなのですよ。
自分の手で開発したものがunerryの新たな事業になって、お客様の役に立っている実感があるのは嬉しいです。アイディアを形にしたい、新しいことをやりたい人は、unerryに合っていると思います。
ーーエンジニアとして、今後どんなことを目指していますか?
私は、定年までずっとプログラムを作っていたい派です。ものづくりが好きで、新しいサービスをどんどん生み出したい。
また、「unerry,everywhere」のスローガンにも繋がりますが、サイネージなど、街中のあらゆる端末に自分の作ったプログラムが実装されてほしいと思います。
▼「unerry,everywhere」を企む人物はここにも▼
「当たって砕けても前に突き進める人」が必要
ーーunerryに必要な人を、“エンジニア蔵谷”の視点で教えてください。
技術の移り変わりは激しいので、隙あらば新しい技術に挑戦し、実践していかないと取り残されます。いろんなことに挑戦すれば、必ず失敗も経験します。でも、当たって砕けても、諦めずに取り組み続け、前に突き進める人が今のunerryには必要だと思います。
unerryでは東京以外でも仕事できます。今、遠方にお住まいの方もご興味いただけたなら是非気軽にお声がけください。
※内容は取材当時のものです。
開発
ビジネス
この記事を書いたのは
-
うねりの泉編集部 記事一覧
うねりの泉編集部です。unerryのとっておきをお伝えしてまいります。
ABOUT
「うねりの泉」は、「リアル行動データ」活用のTipsやお役立ち情報、そして会社の文化や「ひと」についてなど、unerryの"とっておき"をご紹介するメディアです。