2021年2月25日、「BtoBマーケター&広告担当必見! オンラインイベント集客の新手法〜CTR1.9%を達成した位置情報ビッグデータ活用のSNS広告とは〜」を開催いたしました。
「CTR」とは:広告を表示した回数に応じて、実際にどの程度のクリックがあったか、というクリック率の指標です。
本セミナーでは、オンライン移行が進むイベントにおいても自社ページへ効率的に集客するための、ビッグデータを活用した新手法について、セールスチームの高橋がご紹介しました。
ご参加いただいた方へのアンケートでも、満足度スコアが大変高いセミナーです。本記事では、セミナーのエッセンス部分をイベントレポートとしてお届けします。
INDEX
オンラインイベント移行が進んで生まれた、新たな「イベント集客」の悩み
コロナ禍においてBtoB業界におけるマーケティングは大きく変化しました。
これまでのBtoBマーケティング活動では、自社イベントや展示会に出展し実際の商品を手に持ってもらうことで新規リードを獲得する、といった流れがメインストリームでしたが、コロナの影響で軒並み大型イベントが中止となり、対面できるイベントの実施が難しい状況が続きました。そして、その一方では展示会やイベントのデジタル化が一気に進みました。
ボタン一つで簡単に参加できるという、オンラインの快適さやメリットを大きいもので、おそらくコロナ終息後もデジタル化推進の流れは変わらないと想定されます。
しかし、新しい挑戦に悩みはつきものです。特にオンラインイベントへの移行にあたっては、これまで展示会主催者側が主に行ってきた「集客」を、出展企業側も積極的に行う必要が出てきました。
unerryでは、そうした集客にお悩みのお客様のご相談にお応えするため、独自に蓄積するビッグデータを活用したソリューションをご提供してまいりました。今回のセミナーでは、既に数々の成功事例を生み出している集客広告施策とその手法についてご紹介しました。
unerryが蓄積するリアル行動ビッグデータについて
具体的な手法をお伝えする前に、まずはunerryが蓄積する「リアル行動ビッグデータ」についてお話しました。「リアル行動ビッグデータ」とは、一言でいえば、「ヒトがどう動いたのかという位置情報」。unerryにおいては主に、屋外ならGPS、地下を含む屋内についてはBluetoothビーコンを通じて、当社プラットフォーム「Beacon Bank」にデータが蓄積されています。また、店舗内などの人数計測のためには独自開発のIoTセンサーも活用しています。
たとえば、どの場所に、どれだけのヒトが来ているのか、その場所に来たのはどんなヒトなのかという高度な分析が可能となり、今回の本題である広告配信ターテゲィングにも活用することができます。
※「Beacon Bank」に蓄積されるデータには、氏名、住所など、特定の個人を識別する情報は含んでいません。
オンラインイベントを成功させるための集客新手法
今回ご紹介した集客広告施策のゴールは、自社商品やサービスに親和性がある人にオンラインイベントLP(サイト)へ来てもらうこと。
前述の「Beacon Bank」から「自社商品やサービスと親和性がありそうな人」を見つけ、その見込み顧客に対して、オンラインイベントLP(サイト)に来てもらうためのSNS広告配信を行うという手法で実現します。
具体的には以下の流れで行います。
①ターゲットの選定:
ターゲットとなる、「自社商品やサービスと親和性がありそうな人」を見つけるため、この仕組みでは「過去開催された関連イベント」を参照します。
たとえば、電気機器商材を扱っているメーカーであれば、大規模展示場などで過去に開催された “電気機器見本市” に参加した方々はターゲットになるはずです。
イベントに出展していたかどうかは、特に関係ありません。またイベントだけでなく、自社ショールームを保有されている場合は、過去そこに来訪された方々も「親和性の高い人」と推定されます。もちろん、東京だけでなく日本全国のイベントに対応可能です。
②SNSでの広告配信:
次に対象イベントが開催された場所を確認し、「実際に訪れた人」のグループを「Beacon Bank」から見つけます。このグループへFacebookやTwitterなどのSNS広告配信プラットフォームを通してスマートフォンに広告を配信していきます。
十分なターゲティングができてない広告配信は、コストをかけてクリック数のボリュームを確保できたとしても、その後のお申し込み率や、成約率の低さに影響してきます。今回のセミナーでご紹介した「行動ビッグデータを活用したオンラインイベント集客の新手法」では、親和性の高い人をサイトに連れてくることで、その先のビジネスにもしっかりと繋がるリード獲得を実現できています。
質疑応答コーナー
当日いただいた、質問の一部をご紹介します。
A.2019年以降であれば問題なくリストを作成することができます。2020年はコロナで中止になってしまったイベントも多いですが、「コロナ前にイベントに来ていた人」を発見できることは、コロナ後の行動予測・促進においても効果的だと考えています。
A.もちろん可能です。週次でレポートいたしますので、経過をご覧いただいて、たとえば媒体の予算配分を検討することもできます。
担当講師から一言!
講師を務めた高橋
今回はオフライン行動ビッグデータを活用したBtoBターゲティング新手法について講義させていただきました。今回はBtoB向けということで絞ったお話をさせていただきましたが、BtoB以外にも、例えばtoC向けのイベントに来場した方に広告を当てるなど行動を起点にしたターゲティングは様々考えられるかと思います。みなさまの商品を利用するお客様はどういった行動をするのか、この機会に考えてみてはいかがでしょうか?ここまで読んでいただいたあなたからのご相談をいつでもお待ちしております!
なお、この手法は大型イベントやセミナーだけでなく、小規模ウェビナー、またライブやコンテンツ配信などtoC領域での集客にもお役立ちいただけます。toBに限らず「集客」にお悩みの方は、ぜひ一度活用をご検討ください。(うねりの泉編集部)
プランニングのシミュレーションは無料で対応させていたいております。こちらではご紹介しきれなかった具体的な事例についてもご案内させていただきますので、お気軽なお問い合わせ、お待ちしています!
この記事を書いたのは
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